超音波探傷検査

超音波探傷検査

圧接部に鉄筋軸方向から超音波を入射させ、反射波の強さから引張強さの保証を行うことが出来ます。

 

特徴

 

・実際の製品を100%検査する事も可能
・検査結果がその場で判明する
・高い欠陥検出能を有する

 

合格基準

 

1作業班が1日に施工する箇所数(200箇所程度)を1ロットとし、1ロットから30箇所をランダムサンプリング。
不合格が1箇所以下ならそのロットは合格に、2箇所以上ならロットを不合格とし全数検査を行います。

弊社が所有する超音波探傷器

鉄筋ガス圧接部専用簡易探傷器 USG-27A(日本クラウトクレーマー)

 

 

特徴

●探触子を保持したまま検査機準レベル、探傷感度の設定が可能。
●OK/NGをランプ表示し、検査結果は全て自動的に記録。
●検査結果をプリント、現場で報告書が作成できます。

 

超音波探傷検査の手順

  1. 鉄筋径を計り、探傷器に鉄筋径を入力する
  2. グリセリンを塗り、透過走査による基準レベルを設定する
  3. 2探触子K走査による探傷
  4. NGランプが点灯すれば不合格、OKランプが点灯した場合は反対側からも探傷する。

超音波探傷検査の基本事項

免許の種類

1種 専用器        ガス圧接継手部
2種 専用器        ガス圧接継手部、溶接継手部
3種 専用器・汎用器  ガス圧接継手部、溶接継手部、機械式継手部
(*弊社の有資格者は、1種-2名、2種-1名です)

 

  • JIS Z 3062では合否判定レベルを基準レベルに対し-24dBとしている
  • 接触媒体であるグリセリンの濃度は88%以上のものを使用する
  • 透過走査の走査範囲は2.75D、探傷の走査範囲は2Dとする。(Dは鉄筋径)